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信長の野望 天下創世 & 革新攻略サイト

第十七章 天下二分の争い

「織田家を挟んでほぼ勢力は二分されましたな」

「改めて地図で見ると壮観じゃのう。我が武田菱が美濃より東の国を制覇しておるわ」

「さて」勝頼は一同を見回した。「鬼のしまんづをどうしてくれようかの」

「既に大和郡山城には二十万の軍勢が駐留し、織田の安土城に度々攻め入ってござりまする」

「大垣に城を築け」

「ハハッ!」

「大垣を前衛基地にして、京に攻め上りまするか」

「二条城の島津勢は僅か三万の兵じゃ。ここを突けば一挙に西に攻めることも可能やもしれん。ほれ、見てみよ。壁は厚いがその向こうはスカスカじゃ」

「北陸は如何なさいます。港に四〇万の島津勢がおりまするが」

「北陸は山城守に任せておる。それに織田家の城が盾となっておるから、攻め込まれたときに救援部隊を差し向ければ何とか持ちこたえるじゃろう」

「では安心にござりまするな」」

「問題は二条城の南におる大和郡山20万の兵じゃ」

「度々伊勢にちょっかいを出しておりまするが、鳥羽港には16万の我が軍勢がおります故、そう易々とは攻め落とせませぬ。かといって陽動作戦に出るには敵の軍勢が多すぎまするな」

「まずは大垣に城を築く。そこを拠点に琵琶湖を北上より迂回して、京の手前で軍勢を待機。良いか、敵の兵が城から打ってこぬギリギリの所まで進めよ。全軍が揃えば一気に京に雪崩れ込む!」

「御意!」

「先鋒は徳川家康!」

「かしこまってござる!」

「二番手は伊達政宗!」

「我が騎馬鉄砲隊の威力、存分に見せつけてやりましょうぞ!」

「三番隊は真田幸村、四番隊は仁科盛信、佐竹義重、五番隊松平忠輝、六番隊七番隊は攻城鎚を持って行け。よいな?」

「承知つかまつりました!」

「よし!では出陣じゃあ!」