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信長の野望 天下創世 & 革新攻略サイト

第一章 甲斐再建

1572年、上洛を決意した武田信玄は、3万の軍勢を率いて遠江、美濃方面へと進出。三方原におびき寄せた徳川家康の軍勢1万五千を撃破したものの、城攻めの最中に信玄が病に倒れ、翌年帰らぬ人となった。

その後、家督は勝頼が継ぎ、父が落とせなかった高天神城を降すなど、目覚ましい活躍を見せていたが、奥三河の奥平貞昌が徳川方に寝返ったことに激怒した勝頼は、長篠城を攻め落とすために三河地方へ1万5千の大軍を進め長篠城を包囲。後詰めとして救援に駆けつけた織田徳川連合軍4万と長篠設楽原にて合戦に及ぶものの、強固な防御柵と鉄砲隊の前に、武田騎馬軍団は大敗、山県昌景、馬場信春、内藤昌豊、真田兄弟など、信玄ゆかりの重臣達は壮絶な最期を遂げた。

あれから7年・・・。


小山田信茂「殿、三河の徳川家康が駿府の領国に進入いたしました!」

武田勝頼「おのれ家康め!我が父が苦心して手に入れた駿府を奪いよるとは!国守の穴山信君はどうした!」

信茂「甲斐に逃げ帰ってきてござりまする」

勝頼「史実では家康に寝返ったと聞いたが・・・」

「はぁ、恐らくゲームの使用の都合でしょう。此度は城の数がグッと減っております故、駿府は家康の物にしておかなければ史実との国力比が釣り合わんということでしょう。信濃にいるはずも武将も甲斐におりまする」

「そういえば信濃にはなぜか我が家臣の真田昌幸がおるわ。上田城じゃて。深志城はどこへ行ったんじゃ?それに木曽義昌の守っている木曽福島城が見あたらん」

「此度は城を攻め落とすのも難儀故コーエーの中の人が減らしたのでしょう」

「内政と戦争画面が同時進行で、ちと慣れんの」

「亜米利加製の名作ゲーム、シヴィライゼーション3の様式を真似たものと思われまする」

「まぁそれはそれで楽しくて良いが。それに織田にいきなり滅ぼされるということもなさそうじゃ」

「真田殿が盾になって守ってくれておりますからな。上杉とも同盟を結んでおりますれば、当分の脅威は南の徳川と東の北条ですな」

「うむ、では内政に力を注ぐとしよう」

「我が国は既に騎馬学舎が4軒ござりまする。我が武田家は騎馬の特殊能力が優れており、既に幾つかの高度な技術も身につけておりまする。ちょうど職人町に空き地が二つあり、騎馬学舎を二軒建てれば、新しい騎馬技術「蹄鉄」を習得できまするが、初めのうちは金銀兵糧などが少のうござりまするから、まずは市と畑を作りましょう」

「家臣総出じゃな」

「3名ずつまとめて普請させましょう。その方が効率も上がりまする。まずは、武家町に空き地が三つありますので、政治力の高い武将に市を作らせましょう」

「政治力の高い武将の!大熊と穴山信君とそちの三名じゃの」

「承知つかまつりました。それでは普請に行って参りまする」