第二三章 撃破
武田信繁第二軍団、高坂昌信第三軍団、真田昌幸第四軍団は、群がり襲ってきた反武田同盟の軍勢を各個撃破。返す刀で常陸の太田城、北近江小谷城を奪い取り、佐竹家と浅井家を武田家臣団に組み入れた。
「思惑通りのようじゃ」
「ははっ」
「本願寺の鉄砲衆も儂と義信が救援に駆けつけた故、皆散りじりになったな」
「稲葉山城に向かっていた浅井家と六角家の連合軍3万は竹中半兵衛殿率いる10000の鉄砲隊のお働きもあり、返り討ちにしたとのことにござりまする」
「うむ!上々至極!」
信玄はそのまま越中の大聖寺城を攻め、救援に駆けつけた反武田同盟の一員である越前一乗谷城城主朝倉義景をも攻め滅ぼした。
政景「既に我が武田軍は領国は20以上を数え、兵は60万を要しております」
信玄「ふむ、その割りには北への侵攻が遅いのう」
昌豊「実は、一つ懸念が御座りまする」
信玄「何じゃ内藤、申してみよ」
昌豊「兵糧米のことにござりまする」
晴信「兵糧米?足りぬと申すか」
虎昌「二期作の技術は先に北条家より取得したが、それでもまだ足りぬと申すのか?」
昌豊「はい。越後の国を開墾し尽くしたとは言え、まだまだ足りませぬ。兵糧がなければ幾ら大軍を擁していようと思うがままに兵を動かせませぬ」
「そういえばせんだって、安東家が我が軍門に降ってきおったな」
虎昌「南部家に攻め立てられて既に港にしか拠点が御座りませなんだからな」
「その安東家が南部家の攻撃にあい、みな散りじりに逃げ帰ってきたようじゃな」
「長野業正殿が救援に駆けつけましたが、間に合いませなんだ」
「酒田港には2万近くの兵がおるではないか。酒田港の方が近いというに、なぜ出兵せなんだ」
「皆目見当が付きませぬ」
「ううむ、謎じゃのう」
四人は皆腕を組んで首を傾げた。
「それはそうとお屋形様、一色家との同盟はどうなりましたか」
「うむ、見事同盟はなった。足利将軍家は弓の技術しか持っておらぬ故、今後の戦のためにも鉄砲技術は必須じゃからのう」