第四章 戦の準備
飯富虎昌「お屋形様、信濃より知らせが御座りまする」
「なんじゃ」
「城下を探索していましたところ、木曽義昌殿、木曽義在殿、二木重吉殿にお会いいたしましたので、ぜひ殿の家臣にしては如何かと、馬場殿が言うてきておりまする」
「ふむ、家臣は多い方がいいからの。よし、登用するといたそう。信房にそう伝えよ」
「畏まって候!」
「さて、甲斐信濃とも領地は大方開発しつくしたようじゃな」
「お屋形様!お喜び下され!!!領内を探索していたら金山を見つけましたぞ!」
「おおでかした勘助。これで我が武田家も安泰じゃ。して、どこを攻めるか」
「上野の箕輪城がよろしかりましょう。早めに攻め落として、家来に成されませ」
「うむ、勘助。そちの進言もっともじゃ。よし!我が武田軍はこれより箕輪攻めを行う」
「オオーーーーーーっ!!!」
箕輪城に押し寄せた武田軍を、箕輪城主長野業正が向かえたが、食い留める術もなく城は呆気なく落城した。
長野家以下家臣団が武田家に組み込まれることとなり、ここに和議が成立したのである。