第十二章 天下統一の野望
「北陸一帯は我がものとなった」
「第二軍団の矢沢頼綱殿に長浜城を攻めさせておりまする。じき落ちるでしょう」
「第三軍団はまだ攻めあぐねておるようじゃの」
「遠江浜松港、尾張清洲城にはすでに10万の軍勢を駐留させておりまする故、殿のご下命一つあれば、志摩の港に上陸作戦を敢行し、そのまま霧山城まで攻め取れましょう」
「さて、いよいよ京に攻め上るぞ」
「まず手始めに丹波八上城を抑えるのがよいでしょう。八上城を抑えればそこから摂津石山城、京の二条城と如何様にも攻め込めまする」
「武田勝頼に弓木城を攻めさせよ」
「丹後の弓木城にござりまするか」
「毛利が攻めておるが何としても弓木城を奪い、後々の毛利攻めの前哨基地とせん!」
「ははっ!畏まって候!」